- 飛び込み業者が信頼できるかわかる
- 信用できない業者の特徴がわかる
- 飛び込み営業で困った時の対処法がわかる
外壁塗装を検討している方の中には飛び込み営業を信頼しても良いのか悩んでいる人も多いでしょう。
飛び込み営業は営業手法の1つであり、訪問販売=信用できないということではありません。
ただし、外壁塗装業者でリフォーム詐欺をおこなったり、悪質な工事や営業をおこなう会社に飛び込み営業をおこなっている会社が多いのも事実です。
そこで今回は悪質な飛び込み営業をおこなう業者に騙されないために「そもそも飛び込み営業は信用できないのか?」「信用できない飛び込み営業の特徴」「飛び込み営業で困った時の対処法」まで解説します。
この記事を読めば外壁塗装の知識がない方でも信用できない飛び込み営業を避けることができるでしょう。
なお、当サイトでは近年急増するリフォームトラブルから身を守れるように塗装工事の教科書「失敗を避ける塗装工事 7つのポイント」を無料プレゼントしています。
リフォームトラブルから身を守るためにもぜひ読んでおくことをおすすめします。
外壁塗装で飛び込み営業をおこなう会社は信用できない?
飛び込み営業はあくまで営業手法の1つであり、飛び込み営業が全て信頼できないわけではありません。
ただし、飛び込み営業によるリフォーム工事のトラブルは年々増加しており、飛び込み営業をおこなう業者は信用できない可能性が高いです。
国民生活センターによるとPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に登録された飛び込み営業による被害相談件数は以下のとおりです。
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
相談件数 | 8,786 | 9,753 | 10,076 |
中には飛び込み営業をおこなう信頼できる業者もいるのは確かですが、基本的には信用しないスタンスで対応する方が安全だと言えるでしょう。
外壁塗装で信用できない飛び込み営業の特徴と営業トーク
次に外壁塗装で信用できない飛び込み営業の特徴を解説します。
- 口コミ・評判に悪評が多い
- 50万円以上の大幅な値引きを提示する
- 不安を煽るような話をする
- 強引に外壁を点検しようとする
- 外壁を点検せずに見積書を提示する
- 即日契約を迫る
口コミ・評判に悪評が多い
飛び込み営業できた業者についてはまずインターネットで評判を調べるようにしてください。
信用できない業者であれば何かしらの悪い口コミが検索に引っかかるはずです。
口コミには主観が入るので100%信用するのは良くありません。
ただし、あまりに悪い口コミが多すぎる場合は信用できない業者であると判断しても良いでしょう。
また、中にはそもそも会社の情報が全く出てこないという業者も存在します。
会社名・所在地・代表者の情報が全く出てこない場合は注意してください。
会社の情報が出てこない場合はそもそも判断できる要素がありませんし、施工完了後に会社を潰して連絡がつかなくなる可能性も少なくありませんので、その業者に依頼するのはやめておきましょう。
50万円以上の大幅な値引きを提示する
いきなり訪問してきた飛び込み営業から50万円以上の高額値引きを提示された場合は信用できない可能性が高いです。
今日中に契約してもらえれば値引きしても良いと会社に許可をもらっています!
この地域では初めての工事なのでモニター価格で提案できます!
近隣で使っている足場を使いまわせるので足場代無料でできます!
サイトに掲載させていただければさらに値引きできます!
基本的に外壁塗装工事では家の状態に合わせて見積もりをおこなう以上、真っ当に見積もりをしていればそれほど大きな値引きはできません。
まともな業者の値引き率
工事金額の数%
※一般的な外壁塗装の見積相場は90万円〜120万円程度のため、値引き交渉がうまくいって3万円〜5万円程度の値引率になるでしょう。(最初から値下げ込みの価格を提示している優良業者では数%すら難しいケースもあります。)
大幅な値引きをできるということは最初から高額な料金を提示しているか、必要な工事を削減して利益率を高めているということですので騙されないようにしてください。
不安を煽るような話をする
信用できない飛び込み営業の典型的な手法として挙げられるのが不安を煽るような話をして契約を急かすというものです。
このままでは雨漏りが起きたり、家が腐食して大変なことになりますよ!
外から見ていると外壁にヒビが入っています!
近所で現場をやっているのですが職人がマズい状態と言っています!
いきなり不安を煽るような話をしてくる飛び込み営業には十分注意するようにしてください。
外壁を点検せずに見積書を提示する
外壁塗装の見積もりを作成するためには家の点検が必須です。
外壁塗装では事前点検により住宅の状態や大きさを正確に判断して都度見積もりをおこない価格を決定するのが基本になります。
ろくに外壁を点検もせずに見積もりを提示する業者はそもそも正確な見積もりを作成していないということです。
正確な見積もりでないということは、施工中に思わぬトラブルなどが起きても良いように割高な見積もりになっている可能性が高いです。
また、必要な内容(下地補修工事など)が含まれていないケースがあり、施工をする中で多額の追加請求が発生するという可能性もありますので注意してください。
点検なしで提示された見積もりが概算で正式な見積もりは点検後に提示するという話であれば問題ありませんが、いきなり提示した見積もりでそのまま契約しようとしてくる業者は非常に危険です。
強引に外壁を点検しようとする
お願いしていないのにいきなり飛び込み営業にやってきて強引に外壁を点検しようとする業者は信用できません。
そもそも強引に点検をする方法は「点検商法」という悪質な商法として注意喚起が出ています。
◇点検商法とは?
点検に来たと言って来訪し、「工事をしないと危険」などと言って商品やサービスを契約させる「点検商法」
断っているのにも関わらず無理やり外壁の診断をしようとする業者は信用できない業者だと判断しても構いません。
即日契約を迫る
飛び込み営業に来た業者がその日に即日契約を迫るようなことがあれば信用できないと判断しても構いません。
中には「契約できるまで帰りません」と居座る悪徳業者もいるのでお断りしているにも関わらずそれでも帰らない場合はすぐに警察などに連絡するようにしてください。
即日契約を求めるうえで「今日契約してもらえればさらに値引きできます!」などのトークを使うケースもあります。
お得感に乗せられて騙されないように注意しましょう。
外壁塗装でしつこい飛び込み営業に困った時の対処法
ここまで解説したような飛び込み営業で困ったという方のために対処法を解説します。
- 相見積もりをおこない他の業者に相談する
- 外壁塗装に興味がない場合は断る
- クーリング・オフ(契約解除)をする
- 専門機関に相談する
相見積もりをおこない他の業者に相談する
飛び込み営業から不安を煽るようなことを言われた場合はすぐに他の業者に連絡して点検をしてもらいましょう。
実際に別の業者に点検してもらったところ、大したことはなく工事の必要はなかったという事例は後を絶ちません。
そもそも外壁塗装を検討するのであれば「相見積もり」をおこない複数業者から話を聞くのが基本です。
相見積もりを取ることで、
- 提示されている価格、施工内容が妥当なのか?
- 担当者は信頼できる対応をしてくれているのか?
を比較して判断することができます。
塗装を検討している方や不安を感じた方は相見積もりをして比較検討して見ましょう。
なお、以下のサイトであれば手軽に外壁塗装業者を比較することができるのでぜひ使ってみてください。
外壁塗装に興味がない場合は断る
外壁塗装に興味がない場合や飛び込み営業の業者に依頼したくない場合ははっきりと断るようにしてください。
「検討します」などと曖昧な態度を取っているとしつこく営業をされ続けるので断る意思を示すことが重要です。
なお、飛び込み営業で契約する気がないにも関わらずしつこく消費者を勧誘することは法律で禁止されていますので、あまりにしつこい場合は業者側に法律で禁止されている旨を伝えると良いでしょう。
勧誘電話がしつこいという相談は多く寄せられています。2009年12月に特定商取引法が改正され、電話勧誘販売、もしくは訪問販売の場合、消費者が「いらない」「興味がない」とはっきりと勧誘を断っているにもかかわらず、業者が引き続き勧誘したり、再度勧誘してはいけないことになりました(再勧誘の禁止)。
クーリング・オフ(契約解除)をする
飛び込み営業に迫られて工事を契約してしまったという方はクーリングオフを利用できる可能性があります。
クーリングオフとは?
特定の取引に限り、契約後一定期間契約の解除ができる制度
クーリングオフをするとすでに料金を支払っている場合でも返金を受けることが可能です。
クーリングオフができるケース
- クーリングオフが可能な内容が記載された契約書を受け取ってから8日以内
- 契約者側が電話やメールで問い合わせをして業者を呼んでいない場合
- 契約者が業者の事務所、店舗に訪問していない場合
- そもそも契約書にクーリングオフの注意書きをしていない場合
- 契約書をもらっていない場合
なお、8日を過ぎてしまっている場合でも以下のケースであればクーリングオフができる可能性があります。
- 書面(契約書面や申込書面)を受け取っていない場合
- 書面(契約書面や申込書面)の記載内容に不備がある
- クーリングオフの利用を妨害された場合
- 業者の言っている内容が事実とは異なる場合
専門機関に相談する
国民生活センターや消費者センターでは様々なトラブルの無料相談に応じてくれます。
相談先 | 電話番号 | 受付時間 |
消費者ホットライン | 188(全国統一) | 窓口により異なる |
国民生活センター | 03-3446-1623 | 平日10時〜12時、13時〜16時(年末年始除く) |
なお、クーリングオフの期限を過ぎたり、国民生活センターや消費者センターが対応できない場合は弁護士に相談するのも1つの手です。
弁護士費用がかかってしまいますが、業者に対して交渉してくれます。
ただし、弁護士であれば誰でも良いわけではなく分野によって得意・不得意があるので依頼する前にその弁護士が過去にリフォームに関する案件を対応しているか確認してください。
外壁塗装の悪質な飛び込み営業をおこなう会社一覧を調べてみる
特定商取引法ガイドは特定商取引法を違反した業者を掲載しているサイトです。
特定商取引法ガイドを見ることで飛び込み営業で来た会社は悪質な会社かを確認することができます。
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールとクーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
一例として当サイトで埼玉県の処分事例について検索してみたところ4件確認できました。
- 株式会社リオテック
- SEIRYO株式会社
- 石渡株式会社
- 株式会社FRONTOP
飛び込み営業で来た業者が悪質業者か悩んだ際は確認してみることをおすすめします。
信用できる外壁塗装業者の飛び込み営業の対応
あくまで飛び込み営業をおこなう業者が全て信頼できないわけではありません。
信用できる業者が飛び込み営業に来た場合は以下の手順で対応してくれますので参考にしてください。
①会社名を名乗る(調べた結果会社が確認でき、口コミや評判も悪くない)
②点検の内容や必要性の説明をおこなう
③外壁の点検をおこなっても良いか許可を取ってから実施する
④調査内容は後日書面にまとめて提示する
⑤点検の結果、メンテナンスの必要があり、要望をした場合のみ後日見積もりを提示する
信用できる業者は必ず許可を取ったうえで丁寧な点検をおこない書面にまとめて提示してくれます。
また、工事の必要がなければ見積もりの提示もおこないません。
あくまでメンテナンスの必要があり、消費者が要望した場合のみ提示されるんです。
さらにその場で契約を急かすようなこともありません。
点検直後に撮影した写真を見せて不安を煽り、その場で契約を急かすような営業をすることはまず考えられないということです。
まとめ
今回は外壁塗装における飛び込み営業が信用できるのか詳しく解説しました。
飛び込み営業全てが信用できないわけではありませんが、飛び込み営業をおこなう業者には信用できない業者が多いことも事実です。
飛び込み営業に来た業者とは契約しないと決めておくのも1つの手段でしょう。
なお、悪徳業者に騙されないためにはは1社で決めずに2〜3社で相見積もりを取ることが必要です。
相見積もりを取ることで、
- 提示されている価格、施工内容が妥当なのか?
- 担当者は信頼できる対応をしてくれているのか?
を比較して判断することができます。
塗装を検討している方は相見積もりをして比較検討して見ましょう。
なお、以下のサイトであれば手軽に外壁塗装業者を比較することができるのでぜひ使ってみてください。
なお、当サイトでは訪問販売以外にも悪徳業者を見極めるコツを解説しているので興味があれば併せて読んでみてください。